【新唐人2015年07月06日】中共は現在、南シナ海で人工島の建設を加速させていますが、この狙いは台湾であると、アメリカの軍事専門家は指摘しました。
哨戒機P-8ポセイドン影片
「ファイアリー・クロス礁です。南シナ海の南沙諸島の一部です。島には建築物が見えますが、これは着陸用の滑走路です」
中共はファイアリー・クロス礁(しょう)だけでなく、スビ礁やミスチーフ礁など、ほかの南沙諸島も軍事基地にしようとしていると見られます。
Newsbeat social司会者Cambrie Caldwell
「他の衛星画像によると、中共はスビ礁にも飛行場を建てています。フィリピンから25キロの距離です」
中共の狙いは、南シナ海に防空識別圏を設け、アメリカを第一列島線から排除するためだと言われていますが、アメリカの『ディフェンス・ニュース』は台湾が狙いだと報道しました。
アメリカのシンクタンク、「プロジェクト2049研究所(Project 2049 Institute)」の研究員、イアン・イーストン(Ian Easton)氏は、「中共は台湾侵略の目標のために、あらゆる軍事計画・軍事近代化を推し進めている。最近の南シナ海開発計画もその1つである」と述べています。
米国海軍大学(The U.S. Naval War College)の中国問題専門家、アンドリュー・エリクソン(Andrew Erickson)氏は、飛行場やレーダー、指揮塔があれば、ファイアリー・クロス礁はコントロールセンターになるだろうと予測しました。
哨戒機P-8ポセイドン影片
「あれは着陸用の滑走路です。これはセメント製造の設備で、大量の建築物を造るためでしょう」
イアン・イーストン氏は、中共は大規模な人工島に情報収集ネットワークを設けようとしていると考えています。それらの設備によって、戦闘機や潜水艦、巡航ミサイルなど、攻撃の正確性が高まるそうです。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com.tw/b5/20150704/video/151881.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/佐藤 映像編集/李)